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介護では、自分も大事だということを忘れずに。

ここ数年、私の周りで介護について話をきくことがグッと増えました。
そういう年齢になってきたということでしょう。

本日のブログはセラピストのつぶやきです。

私の母が介護生活をせざるを得ない状況になったのは私が中学1年生のとき。
近くに住んでいた祖父が倒れたことがきっかけでした。それから同居が始まり、祖父、祖母、現在は父と続いています。
とびとびで若干の空白期間があるもののざっと25年は越えていて…。

食事、お風呂、排泄。
介護に1度でも携わったことがある方からみれば
この年数から伝わるものを
汲み取っていただけるかなと思います。

かなりの年数が経ち、母自身も高齢となりました。
家族の意向、父の気持ち、それぞれありますが
父の要介護認定数からも専門的ケアを受けるよう
強く勧められ一昨年から本格的に訪問介護、診療等を利用しています。

さてそんな母ですが、
参ってしまいそうな、参ってもおかしくない状況
が続くなかマインド維持がとび抜けていました。

そうでもしないと…ということもあるかもしれませんが、
自分を喜ばせることを忘れずにしていましたね。
特別凄いことではなく、自分が本当に
楽しめることを続ける。
このことは、誰かに教えられたわけでなく、長年の経験のなかで培ってきたことなのかもしれません。

介護や介護者に関して、私が云々言うことは出来ないので避けますが (それだけ容易ではないということです。)

同じようにいま、介護に携わっていて
「喜ぶことをする、うん、そうなんだよね。」
そう思いながら、現状したくても実際は厳しい方もいるかもしれません。
正直にいって、介護生活って短くはないし、楽なものでもありませんから。

家族として一人の人間として、何とか支えてあげ
たいという思いがあったとしても、ときに容赦なく心にも体にも突き刺さる現実があるでしょう。

どうか介護で抱く自分の気持ちや行いを悔やみ責め過ぎないようにしてくださいね。
“相手と同じくらい自分も大事だ“ということお忘れなくです。

一人で背負わずに、抱え込まずに話を聴いてもらったり自治体など相談し利用できるサービスは
受けて欲しいと思います。
これはお互いの為でもあるのですから。

介護について私の考えはここまでですがアロマセラピストとしてであれば
すぐ誰にでもできるもの、寄り添えるもので芳香浴はとても喜ばると思います。

香りを様々試したところ実家では、ベルガモット精油が両親に好評でした。
テッシュに1.2滴たらしてそっと嗅ぐ。就寝の時には枕元に置いて寝るなどいいでしょう。
気持ちよく眠れると言っておりました。

ベルガモット精油の香りは、抑えている感情を解き放ち気持ちを底上げをしてくれるような力があります。
全身に指令を送る神経系統の中心的なはたらきをする中枢神経(脳と脊髄)への鎮静作用がありますから
ストレスで食欲不振という方にもオススメの香りです。
もちろん、香りの好みがありますから、ここでもやはり“自分が好きだ”と感じた香りがいいでしょう。
介護期と女性の更年期は重なることが多いです。そんなときのストレスケアに取り入れてみてください。

また芳香浴だけでなく、体をリラックスさせることも試されてください。
毎日、気が張っているという過緊張状態の生活が続くことは好ましくありません。
アロマトリートメントでは香りとタッチングケアの相乗効果が心を落ち着かせてくれます。
もちろんご自身でセルフケアされるのもいいでしょう。
※注) 精油を肌に直接塗るなどはお控えください。原液塗布、経口摂取(内服)は禁忌扱いとなります。

父の体調を考えても、今年の帰省は見送ることになりそうです。
のどかな田舎の風景をみるのはもう少し先ですね。

この状況下のなかでも、多くの方にお世話になっております。
関係者の皆様に感謝しております。

お読みいただきありがとうございました。

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