女性の「更年期」について
閉経の時期は、平均的に50歳ごろといわれています。
この閉経をはさんだ10年ぐらいが「更年期」です。
徐々に女性ホルモンの働きが衰え分泌量も低下し閉経を迎えますが、このときホルモンバランスが崩れ心身にさまざまな不調があらわれる人がでてきます。そして、この期間は女性ホルモン(エストロゲン)の減少だけではないんですね。
この年齢は、家庭環境や仕事などで予期せぬことが多発する複雑な期間でもあります。
心理的なことも関係してきますから人によって更年期症状が違うというもの納得できます。
- 肩こり
- 疲れがいつまでたっても抜けない
- 頭痛やめまい
- のぼせ、ほてり、動悸
- 食欲不振、腹部膨満感
- 皮膚の乾燥、湿疹、ドライアイ
- 月経異常、頻尿、残尿感
など気になる、当てはまる症状はありませんか?
セラピストである私自身が更年期に突入しておりこれらの症状に当てはまるものがいくつかあります。
「あ~、私もそうなんだ。来るべきときがきたなぁ」
という思いで受け止めております。
ご自身のお母様の更年期はどうだったでしょうか?お聞きになられたことはありますか?
私の母は「更年期の症状? 全く記憶なしよ(笑)」とあっけらかんとしておりました。
思い返せば確かに深刻ではなかったように思います。
ですが、皆がそうとは限りません。
更年期は誰もが迎えるものです。
ちなみに女性だけが更年期ではありません。男性にも訪れます。
気持ちの面では、抗うことなく受け止めながら柔軟に穏やかに過ごすのが有効なのだと思います。
もちろん、症状が酷い場合は早急に婦人科を受診されてくださいね。
もしかしたら違う病気が隠れている可能性もあります。
とはいえ経験もなく迎えるものですからやはり不安にもなるでしょう。
そんな更年期世代の女性のサポートツールとして、ここでもアロマが役立ちますよ。
例えば、ゼラニウム精油と取り上げるますと
- 更年期特有の不定愁訴や不安感の軽減
- 活力の向上
- 髪や肌の潤い実感のアップがみられた
との研究報告がでています。
他にも不調を和らげる作用を持つ精油があり、エストロゲン様作用といって女性ホルモンの”ような”働きをするという作用をもつ、サイプレス、クラリセージ精油などもあります。
※注)エストロゲン作用を持つ精油は、女性ホルモンが悪影響を及ぼす可能性のある乳がんや子宮体がんの患者の方、子宮筋腫、内膜症、乳腺症の方は、利用を避けてください。
自律神経の働きが安定させるためにアロマトリートメントもお勧めです。
香りに嗅ぎながら包まれながのタッチングケアは、優しく肌に触れられることで自律神経の働きが安定します。
お一人で我慢されていませんか?
アロマでのサポートについてどうぞお気軽にお問い合わせください。
更年期は我慢せずに自分と仲良く付き合っていきましょう。